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【読書記事】「年上の義務」山田玲司・著

2016年10月03日
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読書記事・人生哲学
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中年~壮年の男性には耳の痛いやら腹立つやら…
そんな著者の言う「年上の義務」とは?


今回紹介する本は、

年上の義務 (光文社新書) [ 山田玲司 ]

価格:799円
(2019/1/3 07:50時点)
感想(1件)




年上の義務 山田玲司
新書: 179ページ
出版社: 光文社 (2016/4/19)
発売日: 2016/4/19

今年の4月に出たばかりの新しい本です。

著者の山田さんは人気漫画家
俳優・哀川翔さんの主演で有名な「ゼブラーマン」の作者です。

そんな山田さんの本書では、

「年上というだけであぐらをかいている大人」を痛切に批判しています。

確かにね。

自分が部下よりも年上であるということだけで、デカい顔をする上司とか…
具体的に言うなら、
「スカッとジャパン」で、俳優の木下ほうかさんが演じている「イヤミ課長」みたいな。
(そんな奴はなかなかいない…と思いたいが)

この本では、
「相手にされない年上」にならないために、
「年上の義務」について真剣に考えよう、と述べています。

が、その内容はなかなか辛辣。

過去の成功体験にとらわれた年長者を、
時代遅れのWindows95になぞり、
「Windows95おじさん」(p26)と揶揄している。

そして年下は、そんなおじさんを、

  彼ら年下は丁寧でありながらぞんざいな「敬語」で、
  「お疲れっス」とか、「マジっすか?」「ありがとうございます!」などと言って、
  相手にしているように見せて、年上をかわすのだ。
  (p31)

と、いかにして年上が年下に「スルーされる」かを指摘する。

それでは、どうしたら「スルーされない、年下に尊敬される大人」になれるのか?

山田さんは、

「愚痴らない」
「威張らない」
「ご機嫌でいる」


この3つを大事にする。

特に愚痴は、嫁曰く
「愚か」「痴れごと」と漢字で書けるように、あまり良い言葉ではありません。

年下の愚痴を、年上が聞くというのならあるでしょうが、
年上の愚痴を、年下に付き合わせるのは、フェアではないということでしょうね。


こう書いていくと、

「誰に対しても謙虚であれ、上機嫌あれ」

ということなのかもしれませんね。

ただ、本書はあまりに、「年上」「年下」とひとくくりにし過ぎる点があります。
それと、引き合いに出す具体例がアニメばかりでは、説得力がねえ…

そんな難点もありますが、
中年~壮年の男性には特に読んでもらいたいと感じました。

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mekarauroko2015
Posted by mekarauroko2015
吉井和哉さんとイエモン、そして日々の読書をこよなく愛する読書シンガー「うのっち」
現在、THEYELLOWMONKEYコピーバンド「thebridge」でVoを担当。
その傍ら、音楽仲間とアコースティックユニットを結成するなど、幅広く活動しています。
バンドネタ、音楽ネタ、ライブイベントのレポと、
ビジネス、心理学、成功哲学などの実用書中心の書評と名言を中心に記事を書いています。
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