【読書記事】逃げ場は自分を生かすための「創造」?「人生の逃げ場」上田紀行・著
2016年07月06日
おはようございます。
いつも当ブログをご愛顧いただきありがとうございます<(_ _)>
http://fanblogs.jp/vermilionhands2015/category_7/
過去の読書記事(ファンブログ)はこちらから
今回紹介するのは、


人生の〈逃げ場〉 会社だけの生活に行き詰まっている人へ (朝日新書)
上田紀行・著
新書: 216ページ
出版社: 朝日新聞出版 (2015/4/13)
発売日: 2015/4/13
¥821
文化人類学者、
東京工業大学教授と活動されている上田教授。
その上田教授が勧めるのが、「人生の逃げ場」づくり。
一見、ネガティブで後ろ向きなことのように思えるでしょうが、
それは全く違うそうです。
上田教授の言葉によれば、
同感!
自殺者が毎年三万人を超え、
うつ病など精神疾患を抱える方が増えている。
そう思うと、人間てフラジャイルなんだな~と感じました。
では、なぜこうなってしまったのか?
上田教授は、
「共同体(ご近所づきあいや地域のつながり)や宗教を捨ててしまったから」だと説いています。
そして、その代わりを担ったのが、「会社」なのだと。
今までの年功序列であれば、
何かと助け合えたりしたものですが、
ところが、成果主義の導入によって、それが一変!
同僚などの「横のつながり」が失われた、と言います。
自分の弱さをさらけ出せない。
助けてほしいと言えない。
自分の無能をさらしたくない。
そういった思いが、人を追い込んでいるでは、と感じました。
しかも、心の拠り所とするはずの宗教すら捨ててしまった…
「心の拠り所を無くした人間は簡単に潰れてしまう」
と、上田教授も言っています。
それではどうすればいいのでしょうか?
上田教授は、
「できる人」よりも「魅力的な人」を目指す。
としています。
「できる人」は「できない人」へ転落する恐れがあり、
他者からの評価に苦しめられることになりますが、
一度蓄えられた人間的な魅力は、石垣の土台のようなもので、
そんなに簡単に評価が揺らぐことはないでしょう。
そのために、
「自分はどんな生き方をしたいのだろうか?」
と考える必要があります。
それを実現するために…
上田教授は、
一年に一回、最低連続2週間休みを取るようにする
と言っています。
え~
無理だよ~(*_*;
という皆さんの声が聞こえてきそうです。
そりゃそうですってば、
俺もそんな長期間休めないっすよ(涙)
しかし、
つまり、会社の仕事のみ(会社単線社会)にとらわれるのではなく、
それとは別に、自分の人生の幅を広げるライフワーク(複線化)を見つける。
それが「魅力的な人」を形作るのかもしれませんね。
さて、
「家住期」
やら、
「林住期」
やら、
聞きなれない言葉が出ましたね。
それは、まさに40代の私にとって「グッと心にくるもの」でした。
また次回お話しさせていただきます。
上田紀行教授の著作をamazonで検索する
上田紀行さんの著作を楽天でさがすなら…


読書日記ランキングへ
いつも当ブログをご愛顧いただきありがとうございます<(_ _)>
http://fanblogs.jp/vermilionhands2015/category_7/
過去の読書記事(ファンブログ)はこちらから
会社だけの生活に行き詰っている方必見!
上田教授が進める「人生の逃げ場」とは?
上田教授が進める「人生の逃げ場」とは?
今回紹介するのは、
人生の〈逃げ場〉 会社だけの生活に行き詰まっている人へ (朝日新書)
新書: 216ページ
出版社: 朝日新聞出版 (2015/4/13)
発売日: 2015/4/13
¥821
文化人類学者、
東京工業大学教授と活動されている上田教授。
その上田教授が勧めるのが、「人生の逃げ場」づくり。
一見、ネガティブで後ろ向きなことのように思えるでしょうが、
それは全く違うそうです。
上田教授の言葉によれば、
私は人間はフラジャイル(壊れやすい、脆い、はかない)な生き物だと思っていますが、
とりわけ今の日本社会で生活している人たちの多くは、容易に弱者に転落してしまう壊れやすさを抱えながら生きているように感じます。
多くの人が駅のホームの端ぎりぎりのところを歩いていて、
ひとつ足を踏み間違えるだけでホーム下に落下してしまうような、
そういう危うさと紙一重の状態で、かろうじて毎日を生きているように思えるのです。
(p15~16)
同感!
自殺者が毎年三万人を超え、
うつ病など精神疾患を抱える方が増えている。
そう思うと、人間てフラジャイルなんだな~と感じました。
では、なぜこうなってしまったのか?
上田教授は、
「共同体(ご近所づきあいや地域のつながり)や宗教を捨ててしまったから」だと説いています。
そして、その代わりを担ったのが、「会社」なのだと。
今までの年功序列であれば、
何かと助け合えたりしたものですが、
ところが、成果主義の導入によって、それが一変!
同僚などの「横のつながり」が失われた、と言います。
自分の弱さをさらけ出せない。
助けてほしいと言えない。
自分の無能をさらしたくない。
そういった思いが、人を追い込んでいるでは、と感じました。
しかも、心の拠り所とするはずの宗教すら捨ててしまった…
「心の拠り所を無くした人間は簡単に潰れてしまう」
と、上田教授も言っています。
それではどうすればいいのでしょうか?
上田教授は、
「できる人」よりも「魅力的な人」を目指す。
としています。
「できる人」は「できない人」へ転落する恐れがあり、
他者からの評価に苦しめられることになりますが、
一度蓄えられた人間的な魅力は、石垣の土台のようなもので、
そんなに簡単に評価が揺らぐことはないでしょう。
そのために、
「自分はどんな生き方をしたいのだろうか?」
と考える必要があります。
それを実現するために…
上田教授は、
一年に一回、最低連続2週間休みを取るようにする
と言っています。
え~
無理だよ~(*_*;
という皆さんの声が聞こえてきそうです。
そりゃそうですってば、
俺もそんな長期間休めないっすよ(涙)
しかし、
そうやって毎年2週間の休暇を取り続けるうちに、
次第に自分のなかに、会社の仕事とは別に、ライフワークといえるテーマが浮かび上がってくるかもしれません。
つまり、2週間の休暇を取り続けることが、「家住期を生きながら、少しだけ林住期を生きてみる」ことにつながるわけです。
そして人生が必然的に複線化していきます。
(p64)
つまり、会社の仕事のみ(会社単線社会)にとらわれるのではなく、
それとは別に、自分の人生の幅を広げるライフワーク(複線化)を見つける。
それが「魅力的な人」を形作るのかもしれませんね。
さて、
「家住期」
やら、
「林住期」
やら、
聞きなれない言葉が出ましたね。
それは、まさに40代の私にとって「グッと心にくるもの」でした。
また次回お話しさせていただきます。
上田紀行教授の著作をamazonで検索する
上田紀行さんの著作を楽天でさがすなら…

読書日記ランキングへ