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【つぶやき】「あなたは理解していない」と言って、自分の価値観を押し付けるのは如何なものか?

2016年06月27日
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つぶやき
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アマゾンレビューなどのコメントを見て、いつもそう思うのですが…
赤の他人が、「あなたは理解していない」と決めつけるようなコメントをするのは如何なものか!


今回は、
amazonレビューを見てちょっと気になったことを書きたいと思います。

例えば、
以前紹介した、アドラー心理学のベストセラー、岸見一郎さんの幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII
ですが、

私が気になったのは、あるamazonユーザーさんのレビューに対するコメントです。

その方は、
高評価レビューが並ぶ中で、
「幸せになるってこんな大変なことか?」
と疑問を投げかけていました。

一部分を引用してみますと、

その幸福になるアドラーの教えとは、他者を愛すること。

愛することのむずかしさを知ったとき、あなたはアドラーのすべてを理解することになるでしょう。by232ページより

愛することによって自己中心性から解放される。他者を愛することによってのみ自立できる。他者を愛することによってのみ共同体感覚にたどり着ける。by272ページより。青年の「我々が幸せを手に入れるには本当に愛しかないのですか?」への返答。

上記の意味はたぶん、すべて読んだ人にしかわからないだろうと思います。
けれど、
この本を読んだ人の何割がこの教えを実行し続けられるでしょうか(T_T)

幸せになるって、こんなに大変なことなんでしょうか??
(amazonカスタマーさんからのコメント)


正直、私の感想もこの方の意見に非常に近いです。


無論、本書は決して悪い本ではなく、
レビューの評価も高い通り、むしろ良書といえるでしょう。
私も、本書やアドラー心理学を否定するつもりは全くありません。

ただ、あまりに理想的過ぎるが為、

受け入れられる人と受け入れられない人がいるのではと感じています。


このレビューに関しては、いくつか好意的なコメントが寄せられていますが…
わたしが「おや?」と思ったコメントがあります。



引用してみると、


あなたは、恐らくいろいろな本を読み過ぎて、それぞれの本に書かれた「幸せ」というものを
ちゃんととらえきれていないんだと思います。
もしくは、あなた自身の思想や信念があり、それらがあることによってアドラーの教えに反抗してしまうため、良く理解できていないんだと思います。
確かに、試練だの、そういった言葉は使われていますが、これは、著者が翻(意)訳したものであり
本当にそうなのかといえば違います。

前作を読まれたかはしりませんが、「人生はシンプルです。」
じゃなぜ「あなたにとって」人生はシンプルじゃないかって????
それは、あなた自身が「人生を難解なものにしよう」と『頑張ってる』からですよ


随分と失礼なコメントだな(笑)


確かに言いたいことはわかるのですが、

アドラーの考え方を借りれば、
どう理解するかどうかは「その人の課題」である、と思います。
理解が間違っている、もしくは足りない、としても、
そう理解された方の課題に過ぎないわけです。

それを、上から目線で、
「あなたの理解が足りない」というのは如何なものでしょうか?


そんなにアドラーを否定されたくないんでしょうか?



しかし、本書では哲人がこういった言葉を残しています。


「あなたは他者の期待を満たすために生きているのではない」
そして、「他者もまた、あなたの期待を満たすために生きているのではない」と。

他者の視線に怯えず、他者からの評価を気にせず、他者からの承認も求めない。

ただ自らの信じる最良の道を選ぶ。

さらには他者の課題に介入してはいけないし、

自分の課題に他者を介入させてもいけないと。
(p33)

とはいえ、しゃくし定規に考えず、
ケースバイケースでいいと思います。

が、


他者を否定せず、ただ自分は信じればよい。

それでいいのでは…

と私は感じました。
という私も、他者の課題に介入しているのですが(自爆)


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mekarauroko2015
Posted by mekarauroko2015
吉井和哉さんとイエモン、そして日々の読書をこよなく愛する読書シンガー「うのっち」
現在、THEYELLOWMONKEYコピーバンド「thebridge」でVoを担当。
その傍ら、音楽仲間とアコースティックユニットを結成するなど、幅広く活動しています。
バンドネタ、音楽ネタ、ライブイベントのレポと、
ビジネス、心理学、成功哲学などの実用書中心の書評と名言を中心に記事を書いています。
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