【読書記事】アドラーとの違いとは?「子育てハッピーアドバイス」明橋大二・著
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甘えられるときにちゃんと甘えられるから自立できるのです!
というわけで、今回紹介するのは、
子育てハッピーアドバイス
明橋大二・著
真生会富山病院心療内科部長(2005年当時)を務め、
今や国内外を問わず講演に飛び回る人気精神科医、明橋大二先生の代表作といってもいい本書。
過去にも何度か取り上げたことがありますが、
再び取り上げたいと思ったのにはわけがあります。
言うまでもなく、
前回取り上げた、アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉
私は、アドラーさんの理論にに欠けているものがあると考えました。
それこそが、
自己肯定感という考え方
です。
自己評価ともいいますが、
「自己評価」とは、
自分は生きている意味がある、
存在価値がある、
大切な存在だ、
必要とされている、
という感覚のことです。
これが生きていく上で、いちばん大切です。
(p21)
では、「子供の自己評価を高める」にはどうすればいいのか?
それこそが、「甘えることができる子どもの頃に、しっかりと甘えさせる」ことだと明橋先生は言います。
なので、赤ちゃんの頃からスキンシップすることを心掛け、
ちゃんと抱っこしてあげることです。
抱っこされると、
子どもは「自分は大切にされている」と感じます。
それによって、自己評価が上がります。(p26)
ところが、
きちんと「抱っこ」してあげないとどうなるのか?
それは、赤ちゃんの激しい怒りへと変わるそうです。
さらに放置が続くと…
ところが、赤ちゃんが、怒って激しく泣いていても、抱っこしないことが続くと、
赤ちゃんはあるときから泣かなくなります。
無表情になります。
これは、甘えたい気持ちを、自分の心から締め出してしまった状態です。
そして、悲しみや怒りを深く無意識の中に潜行させることになります。
いわゆる、サイレントベビーです。(p32)
甘えられるときにしっかりと甘えさせる方が、子どもにとってとても大切なことだと思うのです。
ところが…

小倉さん、ひいてはアドラー心理学では、
それを「ちやほやと甘やかすな」と一言のもとに切り捨てているわけです。
言わば、
「泣けば甘やかしてもらえる」と子供は学習し、
また、自分は「ちやほやされるのが当然である」と思うようになる。
しかし、そのように育てると、ちやほやされることに慣れてしまい、
自立できない子になってしまう。
そのために、0歳児から独り立ちの準備をさせ、過保護に甘やかさないようにしなければならない。
泣き叫んでかんしゃくを起こしても泣かせとけ。
そして、おもちゃをあたえ、一人遊びできるように準備する。
それこそが、子どもに対する勇気づけになる、と。
一見、正しいように見えます。
が、私には、
自己評価をますます低くする愚行にしか見えないのです。
「甘えさせること」と「ちやほやと甘やかす」は全くの別物だと考えています。
赤ちゃんが泣いているときは、不安や寂しさのサインなので、
そんなときは、きっちり抱っこして甘えさせる。
抱っこされたときの安心感が、赤ちゃんの自己肯定に繋がります。
これが「甘えさせ」だと思います。
ですが、
「甘やかす」とは、過干渉、過保護であり、
親の都合で支配することなのです。
自分で洗濯物を畳みたい、飲み物を自分でコップに注ぎたい。
そういう小さな子どもの欲求に、
「まだあんたには無理なんだから、ママに貸しなさい」
と親がやってしまうこと。
それは「甘やかし」といいます。
勇気づけといいながら、泣いている赤ちゃんをほったらかし、おもちゃを与える…
すんません、
俺には「甘やかし」としか思えないんですが!
何度も言いますが、
「甘えさせる」と「甘やかし」は違います。
そこのところをアドラー心理学では区別がついてないのではないかと考えるわけです。
無論、アドラー心理学自体は間違っているわけではないのです。
つい最近まで名前しか知らなかった、浅学な私が言うのもおこがましい限り。
ですが、
子育てに関しては、「「甘え」は、子どもの自己評価を育むために必要」と私は感じました。
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