【読書記事】「金持ちゾウさん、貧乏ゾウさん」本田健
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久々の読書記事です(笑)
皆さんに紹介するのは、
金持ちゾウさん、貧乏ゾウさん 仕事と人生の変わらない法則・本田健
文庫: 229ページ
出版社: PHP研究所 (2014/4/3)
発売日: 2014/4/3
「ユダヤ人大富豪の教え」などのベストセラー作家、本田健さんの著作なのですが、
本書は、珍しい寓話形式の本。
あらすじはというと…
昔、炭鉱で栄えたカネー村。
村のゾウたちは、静かに幸せに暮らしていた。
そこに降って湧いた投資話。
最初は懐疑的だったゾウたちが次々に巻き込まれていく。
ヘッジホントが引き起こすバブルの熱狂。
子どもの一言がきっかけとなって、平和だった村は大混乱に…
(あらすじより)
先ほどのあらすじの中で、
「ヘッジホント」という、耳慣れない言葉が出てきましたが、
それはまさしく、「ヘッジファンド」のこと。
本田さんも、本書のあとがきで、
「ヘッジファンド」のような投機的なお金が、無秩序に暴れまわっている
(p213)
と、危惧しています。
本書の中のゾウたちは、まさしく、投機的なお金に振り回されている…というわけ。
「本当か?」と懐疑的だったのが、
我先に、我先にと投資しはじめ、
気が付けば一か月と経たず、村の雰囲気は変わってしまいました。
配当金も支払われないのに、計算書を見ただけで「お金がたまっている」と勘違いし、
贅沢をするようになってしまったのです。
ところが、ある一つの事件をきっかけに、
それが大きく崩れてしまいました。
一夜にしてお金が紙くずになってしまう…というのは本当に恐ろしい。
しかし、物語は劇的な大円団を迎えます。
読後、私はなんともいえない気持ちになりました。
誰でも読みやすく、
読書の苦手な、雨上がり決死隊の蛍原さんにもピッタリ(笑)
よしもとばななさん推薦の本書。
「自分とお金の関係性が、いつのまにかくっきり見えてくる魔法の本」
と言っています。
きっと、皆さんにも、
大事な何かを教えてくれるのではないかと感じています。
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