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【朝活富山】2023.4.8「人生に悩んだら「日本史」に聞こう」博多の歴女・白駒妃登美さん朝活講演

2023年04月27日
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朝活@富山
おはようございます。

さてさて、
ずいぶんとずれ込んでしまったのだが…


今回は、

「博多の歴女」と称される白駒妃登美さんの講演!

「人生に悩んだら「日本史」に聞こう」
~歴史が教えてくれる天命追及型の生き方~

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についての講演レポートです。
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白駒さんの処女作(「人生に悩んだら「日本史」に聞こう」)



白駒姐さん(親しみをこめてそう呼ばせてもらう)とお会いするのは、
2021年10月の、高志の国文学館での講演以来、およそ1年半ぶりのこと。

いやはや懐かしい!

文苑堂富山豊田店での朝活から、これで参加するのは三回目となりましたね。


会場は、富山市月岡の「きものブティックあおき」さん。
この場所に来るのは、朝活富山での見学ツアー以来。

グーグルマップを頼りに、
「え?こんな道だっけ?」
「あれ?こんなとこ通ったっけ?」
などと思いながら、なんとか到着。


はやる気持ちを抑えながら、店内に入ると…

華やかなワンピースに身を包んだ、白駒姐さんの姿が!
呉服店だけに、着物かと思いきや…まさかの洋装。
過去二回とも和服なだけに、意外だったなあ。

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とまあ、終始リラックスした感じで講演スタート。

ちなみにだが…

今回の白駒姐さんの講演、俺が参加した朝の講演だけでなく、

昼は高岡に移動しての…
国宝・瑞龍寺の拝観ツアー

(ご住職自らがガイドして色々お話していただけるという、またとない機会)
その後は、もうお一方(ジャパンフラワーコーポレーション代表取締役社長・松村吉章さん)をお迎えしての、
パネルディスカッション。

夜は、鎌倉・円覚寺の横田南嶺管長を迎えての、
「悩みは消える!禅の教えを生かす人生の知恵」
と言う対談。


というかなり濃密なスケジュールとなっています。

本当は全部参加したいくらいだわ。


「富山に来るのが、恋人に会いに行くようにワクワクする」

という白駒姐さん。

富山に住むものとして、有難いなと思う。




【子宮頸がんがまさかの肺への転移…青天の霹靂】



実を言うと、ガンに罹ったのは一回だけではないそうです。
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一度目は、子宮頸がんの罹患。

しかし、一度目の罹患はそれほどショックでは無かったそうです。

それは過去の経験からで…

なんと、白駒姐さんのお母さまも子宮頸がんに罹られたそうです。
しかも末期で余命宣告をされたといいます。

だが、その時の白駒姐さん(当時二十歳前)は、違う病院を探しまくり、
一縷の望みをかけて母を違う病院に転院させ、がん治療を続けたそうです。

その結果…余命宣告から30年以上も長生きされ、つい数年前に天寿を全うされたそうです。

そんなわけで、子宮頸がん自体にはそれほどショックを受けなかったようですが…

なんという運命のいたずらか…
まさかの肺への転移!



さすがの白駒姐さんも、この時ばかりは死を覚悟されたようです。

幼い我が子を置いて、私は死んでしまうのか…




【絶望からの…執筆依頼】



絶望の淵に立たされていた白駒姐さんに、舞い込んできたのは…

出版社さんからの執筆依頼でした。
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俺の心のメンターに、ベストセラー作家の「ひすいこたろう」さんという方がいます。
そのひすいさんと親交が深かった白駒姐さん。

もともとブログを立ち上げたのは、

「ひとみちゃんの歴史のお話を聞いたら、日本を好きになる人が増えるよ。だからブログを書いてみればどう?」

という、ひすいさんの言葉からだった、といいます。

そういった経緯からの、出版社さんの依頼。

しかし、残された命を子供のために使いたい…という思いが強くて、
最初は断ろうかと悩んだようでした。

しかし、思い直した白駒姐さん。


子供たちへの遺言、として執筆を決意したようです。



【闘病の末…「天命追及型の生き方」としての気づき】



それまで、アメリカ型の成功哲学を信じて、目標を立てて頑張ってきた白駒姐さん。

それなのに、
頑張ってきた結果が…がんでした。

目標を立てようにも、その目標を叶える「余命」が無いわけです。

そこで、目標を見失う白駒姐さん。

しかしここで、本を書くにあたって歴史を学びなおして気付いたのが…


「日本人って、目標を立てて頑張ってきた人ってほんとにいないんだな」

と。

むしろ

「今与えられた環境に感謝して、受け入れて、ご縁を受けた人に笑顔になってもらいたい」
「精一杯のことをすると、扉が開いて次のステージに運ばれていく」


なぜ扉が開くかと言うと…

笑顔になった人が、応援してくれるから。

ということです。


つまり、
「天命によって運ばれる」という生き方をしてきたのが日本人だと。


その言葉を聞いて、
なんだか腑に落ちたような気がしました。

なんかね、目標を決めて達成できるように頑張る、ということがどうも苦手、というか頑張れないんですよねえ。

自分の目標を達成する…では頑張れない。
でも、大切な人の事を応援したい、笑顔にしたい…と思うと、
その、周りの大切な人が応援してくれる。その人が持っている人脈や繋がりが後押ししてくれる。

結果、一人では叶えられないことも、叶えられてしまうのが、「天命追及型の醍醐味」なんだろうなと。



なんだ、
自分がやってきたことって、まさしく「天命追及型」じゃん!




【奇跡!がん細胞が消えた!】




天命追及型の生き方に気づき、
どうせ死ぬなら、周りの大切な人を笑顔にしよう…という気持ちで執筆活動を始めた白駒姐さん。


実は、その執筆依頼がきたのは、
別の病院に転院を決め、転院先の病院(白駒姐さんのお母さまが転院されたがん専門の病院)の病室に空きが出来るまで待機していた、数週間の間の出来事だったようです。

そして、転院先の病院で、治療を開始する前にもう一度検査してもらうのですが…
担当医師が言った一言が…

「たまに、がん細胞が消えていることもありますから」という言葉。



そして、
検査の結果、その医師の言葉が現実のものに…


そう、
がん細胞が消えていたのです!




はいえ、腫瘍マーカーが高かったこともあり、抗がん剤治療は行ったようですが、

これって、ホント奇跡的なことだなと感じました。



【過去があって今がある、のではない!今の出来事は、未来の自分にとって必要なことだから】



でも、なんでがん細胞が消えてしまったんだろ?

凄い不思議に思いますよね?
俺もそう思いますもの。

その大きな理由として、白駒姐さんは「がんに100パーセント感謝することが出来たから」といいます。
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がんに感謝?!
嘘でしょ?あれほど苦しんでいたのに…



と思うでしょ?

今まで、過去の行いがあるから今がある、と思っていた白駒姐さん。
自分の事を責め続ける日々が続いたと言います。

ところが、執筆していくうちに、あることに気づくのでした。


過去があるから今がある、ではなく、
未来の自分のために今がある、ということに。



その一例として、江戸時代の偉人・塙保己一を取り上げました。
偉業の一つに「群書類従」という書物の編纂があるのですが、


その保己一さん、なんと、目が見えなかった…というのです。


そのことを知り、当初は、なんとかわいそうな…と同情する白駒姐さんでしたが、


目が見えない、というのは、試練でもなんでもなく、
神の恩寵(おんちょう)なのではないかと気付くことになります。

編纂作業の折、印刷に使う「版木」を、よりによって火事で焼失してしまうという出来事が起こりました。


版木が無ければ印刷が出来ない、また作り直すには膨大な時間とコストが掛かる、
無理だ、諦めましょう。


弟子たちはそのようなことを言うのだが、保己一さんは一言、


「文献は無事だし、君たちも無事だ、ならばまた一から始めればいい」と。

目が見える事は素晴らしいことだけど、時には目の前の出来事に一喜一憂してしまうこともある。
試練だ、と思ってた保己一の失明は、実は試練でもなんでもなく、神の恩寵であると。

何かを無くしたり、失ってしまうことって、
傍目から見れば不幸だったり、試練や逆境に思えるかもしれないが、
実は、未来の自分からすれば必要なことなんだと。

そう感じた白駒姐さん、
自分ががんに罹ったことを感謝できる、受け入れることが出来たのだといいます。



【終わりに…】


白駒姐さんの講演。
聞き終わると…心が温かくなるような心地いい感じになります。

そして思うんですよね。
日本人で良かった、って。

目標を達成する、自己実現も素晴らしいんだけど、

周りの人を笑顔にしたい、喜んでもらいたい、その思いで今与えられたことを懸命に取り組む。
それもとっても素晴らしいと思う。

俺も、そのためにブログを書き続けようと思いました。


それにしても、
時折、涙を浮かべながら言葉を綴っていく白駒姐さんの姿。
本当に心打たれます。

聞いているこちらにもその思いが伝わって…もらい泣きしそうになる。

俺も朝活でこんなふうに語れたら…いいよなあ。

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白駒姐さんとの2ショット


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もう、感無量だわ。


長文となりましたが、最後まで読んでくれてありがとうございました。
資料として、
朝活富山さんより、動画の送付を戴いたので、そちらを参考とさせていただきました。
見返してみて…あの日の感動がよみがえるわ~!


講演の動画を見たい方はこちら↓
人生に悩んだら「日本史」に聞こう ~歴史が教えてくれる天命追求型の生き方~(参加ページ)
















いつも当ブログをご愛顧いただきありがとうございます<(_ _)>



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mekarauroko2015
Posted by mekarauroko2015
吉井和哉さんとイエモン、そして日々の読書をこよなく愛する読書シンガー「うのっち」
現在、THEYELLOWMONKEYコピーバンド「thebridge」でVoを担当。
その傍ら、音楽仲間とアコースティックユニットを結成するなど、幅広く活動しています。
バンドネタ、音楽ネタ、ライブイベントのレポと、
ビジネス、心理学、成功哲学などの実用書中心の書評と名言を中心に記事を書いています。
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