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【一日一言名言】命のビザ~「杉原千畝」を育てた言葉、「そして、報いを求めぬよう」(後藤新平)

2020年07月31日
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歴史・時代劇
おはようございます。


実を言うと、相当な歴史好きなうのっちです。


毎週楽しみに見ているのが、BS-TBS「にっぽん、歴史鑑定」

MCは、俳優、田辺誠一さん。

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BS放送ゆえか、その番組づくりの姿勢としてはかなりきちんと作られている印象があって、


で、田辺さんの優し気な雰囲気も手伝ってか、


視聴後に優しい気持ちになれる、素敵な歴史番組だと感じています。



で、先日視聴させていただいたのは、

多くのユダヤ人を救った、日本の外交官「杉原千畝」さんの回


杉原千畝さんと言えば、


多くのユダヤ人にビザを発給して、ナチスの脅威から救った…と言われる人物。
何年か前、ドラマにもなったなあ。


そんな杉原さんですが、


本当は、教師になりたかったようです。


が、医師になることを切望していた父の反対を押し切って進学し、
仕送りを打ち切られるなど生活に困っていた杉原さん、


困り果てた状態で目に飛び込んできたのが、政府の官費留学生募集のお知らせでした。


で、候補地として当時人気のスペインを選択、スペイン語を独学でマスターしたのだが…


惜しくも外れ、募集人員に余裕のあるロシアに回されることとなり、
今度は一からロシア語をマスターしなければならないことに…


さぞやガッカリしただろうなあ~


懸命にスペイン語をマスターしたものの、それが無駄になっちゃったんですからね。
俺なら「やっ気ねえ~」って辞書放りだすわ(笑)


しかし、「人間万事塞翁が馬」とはよく言ったもの、


このロシア行きが、今後の「外交官・杉原千畝」を作ることになります。



外務省の留学生として選ばれたのち、
ロシア語学生として、ハルピン(初代内閣総理大臣・伊藤博文が暗殺されたところ)の日露協会学校に入学した杉原さん。


その校訓として掲げられているのが


「自治三訣(じちさんけつ)」



という言葉です。


人のお世話にならぬよう

人のお世話をするよう

そして、報いを求めぬよう



協会学校の初代校長、後藤新平さんの言葉で、いわば校訓。


この、たった3行の言葉。


これが後の、リトアニアでのユダヤ人難民を救う「命のビザ」を書き続けることに繋がっていくのです。


実はこれ、本国の指示を全く無視したもの。

リトアニア領事代理である杉原さんが独断で行ったものなんです。


これは、杉原さんも2日間悩みに悩んだといいます。
独断なのですから、自分が外務省から解雇され、職を失う危険性もあるし、
ナチスドイツから目を付けられる(ゲシュタポに常に監視される)という身の危険もあるでしょう。

ですが、
杉原千畝

大勢のユダヤ人を見殺しには出来なかったでしょう。


杉原さんは独断でビザを発行し続けました。


そしてそれは、必ずや、

杉原千畝2


日本の国益に沿うものだという、確固たる信念があったのではと思います。


そして、その根底には、



人のお世話にならぬよう

人のお世話をするよう

そして、報いを求めぬよう




という、「自治三訣」の教えがあったのではないかと。



その大英断のおかげで、

5000人とも6000人ともいう命が救われた
、といいます。



残念ながら、その後半生は恵まれたものではありませんでしたが、


最後まで報いを求めず、人生を全うされたその姿勢は素晴らしいものだと感じています。



やはり、人ってどうしても見返りを求めたり、承認されたいと思うもの。

俺も、そういう見返りや承認への欲望を捨てきれません。





報いを求めぬ、そんな人でありたいと感じました。






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mekarauroko2015
Posted by mekarauroko2015
吉井和哉さんとイエモン、そして日々の読書をこよなく愛する読書シンガー「うのっち」
現在、THEYELLOWMONKEYコピーバンド「thebridge」でVoを担当。
その傍ら、音楽仲間とアコースティックユニットを結成するなど、幅広く活動しています。
バンドネタ、音楽ネタ、ライブイベントのレポと、
ビジネス、心理学、成功哲学などの実用書中心の書評と名言を中心に記事を書いています。
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