7月18日は父の命日でした。二年前の当時を振り返る。
2020年07月20日
おはようございます。
昨日、7月18日は父の命日でした。
亡くなって丸2年。
長かったような、あっという間のような…
本来なら3回忌を行うべきところですが、コロナ感染拡大のため中止。
姉夫婦二組ともお隣石川県で、
県をまたいでの移動も自粛しなければならなかったので、
母の意見も踏まえ、延期ということにしました。
出来れば、仕事で遠く離れた甥っ子も呼んで、
3回忌も身内だけでやりたかった(甥っ子の子とも考えて5月の連休に前倒し等も考えていた)のに…
そんな3回忌の代わりといってはなんですが、
お寺の若住職さんに祥月命日のお経をあげてもらい、それを家族で一緒にお参りさせてもらいました。
あの日の出来事を今でもはっきりと覚えてます。
仕事中、確か昼1時過ぎだと思うのですが、
母から「お父さんがまだ帰ってきていない」という家からの電話を受けました。
その年は、雑草のヒエが例年になく繁殖してしまい、
暑い中、親父は田んぼの中に入って、一本一本手作業で刈り取っていました。
俺も、生前の親父と刈り取っていましたが、
暑いわ、ヒエの根本を刈るので顔中かゆいわ、
何より、稲とヒエの区別がつかなくて、気が付けば稲も刈り取ってたわ…で、
かなりしんどい作業。
そうならないように、田植えしてから水田除草剤を入れるんだが、
それでも生えてくるんだよなあ…
その日も、ヒエ取りで田んぼの中に入ったのだけど、
いつもなら午前中で上がってくるのだが、一向に上がってこないらしい。
帰宅して、家の南側の田んぼを見て回るも…親父の姿は見えない。
そのうち、消防団の分団長から電話掛かるわ、自治会長に電話せんなんわ、
おまけにうちの総務課長も来られるわで、ちょっとパニクる俺。
結局、自治会長と総務課長が「あそこの辺り、窪んどるぞ」と、発見してくださいました。
その窪みに向かって稲をかき分けて進むと、倒れたまま微動だにしない父の姿が…
その後救急隊が駆けつけ、死亡を確認。
警察も駆けつけ、事情聴取されることになり、
あれね~
ほんと、同じような質問をずっと繰り返されるんですよ。
所轄(南砺署)の刑事さん、何人か来てるんだけど、
一人一人に同じような質問をされると…
「それ、前にも別の刑事さんにお話しましたけど。(情報共有出来てねえのかよ)」
と、刑事ドラマのワンシーンみたいなことを、苛立って言ってしまいそうになります。
まあそうやって、不審なところが無いかを探ってらっしゃるんでしょうね。
その後、遺体を搬送。南砺署へ出向いて、刑事さんの話を聞くわけですが…
その時、母の心の閊えが取れるような言葉を刑事課長さんに言われました。
母は、「私、もうちょっと強くお父さんに、「早くあがってこられ!」って言わんなんかったかな~」
と、それが気になってたようですが、
課長さんは「自己責任ではないですけど~」
と、あくまでも、亡くなった父が選んだことなのだから、気に病むことは無い、とおっしゃってくれました。
その一言が、母の心を救ってくれたんだろうなあ。
遺体発見から、警察の事情聴取、それから待ったなしの葬儀の段取り、お通夜、葬儀と…
ほんと、無理やりジェットコースターに乗せられ続けたような、
わけの分からない感じでした。
ましてや、遺体の状態が想像以上に悪く、
いつ皮膚が破れて体液が漏れ、遺体を見せられないよう悪化するか予断を許さない状況。
亡くなったまま半日、炎天下の中で放置したようなものだから…
それでも、なんとか最後まで保ってくれたのは、本当に助かったと思っています。
ひすいさんじゃないが、
大丈夫、心配するな、なんとかなる
は本当だったなと実感しました。
お通夜には、バンドメンバーも駆けつけてくれて、感無量。
南砺市から離れている、うちのギターの姿を見かけたときは…胸がいっぱいになってしまった。
わざわざ来てくれるものとは思わなかっただけに、ほんと有難かったなあ。
伯父にも助けていただいた。
葬儀に関して右も左も分からない俺には、本当に頼れる存在だったなあ。
あとは、寝ずの番として、男3人で呑みまくったあの夜は本当に楽しかった。
まさか、しゅうやが参加するとは思わなかったけど、
それはそれで善き想い出です(笑)
思い出すだけで、ほんと大変だったなと。
人がひとり亡くなるだけでこんな大変かと。
さらに、翌年の田んぼの管理で親父がいない大変さを思い知ることとなるのですが、
それはそれで良い経験だったと思うようにしています。
と、2年前の葬儀を語ってみました。
急に身内を失うことがあったとき、このブログ記事を参考にしていただけるとありがたいです。

いつも当ブログをご愛顧いただきありがとうございます<(_ _)>

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昨日、7月18日は父の命日でした。
亡くなって丸2年。
長かったような、あっという間のような…
本来なら3回忌を行うべきところですが、コロナ感染拡大のため中止。
姉夫婦二組ともお隣石川県で、
県をまたいでの移動も自粛しなければならなかったので、
母の意見も踏まえ、延期ということにしました。
出来れば、仕事で遠く離れた甥っ子も呼んで、
3回忌も身内だけでやりたかった(甥っ子の子とも考えて5月の連休に前倒し等も考えていた)のに…
そんな3回忌の代わりといってはなんですが、
お寺の若住職さんに祥月命日のお経をあげてもらい、それを家族で一緒にお参りさせてもらいました。
あの日の出来事を今でもはっきりと覚えてます。
仕事中、確か昼1時過ぎだと思うのですが、
母から「お父さんがまだ帰ってきていない」という家からの電話を受けました。
その年は、雑草のヒエが例年になく繁殖してしまい、
暑い中、親父は田んぼの中に入って、一本一本手作業で刈り取っていました。
俺も、生前の親父と刈り取っていましたが、
暑いわ、ヒエの根本を刈るので顔中かゆいわ、
何より、稲とヒエの区別がつかなくて、気が付けば稲も刈り取ってたわ…で、
かなりしんどい作業。
そうならないように、田植えしてから水田除草剤を入れるんだが、
それでも生えてくるんだよなあ…
その日も、ヒエ取りで田んぼの中に入ったのだけど、
いつもなら午前中で上がってくるのだが、一向に上がってこないらしい。
帰宅して、家の南側の田んぼを見て回るも…親父の姿は見えない。
そのうち、消防団の分団長から電話掛かるわ、自治会長に電話せんなんわ、
おまけにうちの総務課長も来られるわで、ちょっとパニクる俺。
結局、自治会長と総務課長が「あそこの辺り、窪んどるぞ」と、発見してくださいました。
その窪みに向かって稲をかき分けて進むと、倒れたまま微動だにしない父の姿が…
その後救急隊が駆けつけ、死亡を確認。
警察も駆けつけ、事情聴取されることになり、
あれね~
ほんと、同じような質問をずっと繰り返されるんですよ。
所轄(南砺署)の刑事さん、何人か来てるんだけど、
一人一人に同じような質問をされると…
「それ、前にも別の刑事さんにお話しましたけど。(情報共有出来てねえのかよ)」
と、刑事ドラマのワンシーンみたいなことを、苛立って言ってしまいそうになります。
まあそうやって、不審なところが無いかを探ってらっしゃるんでしょうね。
その後、遺体を搬送。南砺署へ出向いて、刑事さんの話を聞くわけですが…
その時、母の心の閊えが取れるような言葉を刑事課長さんに言われました。
母は、「私、もうちょっと強くお父さんに、「早くあがってこられ!」って言わんなんかったかな~」
と、それが気になってたようですが、
課長さんは「自己責任ではないですけど~」
と、あくまでも、亡くなった父が選んだことなのだから、気に病むことは無い、とおっしゃってくれました。
その一言が、母の心を救ってくれたんだろうなあ。
遺体発見から、警察の事情聴取、それから待ったなしの葬儀の段取り、お通夜、葬儀と…
ほんと、無理やりジェットコースターに乗せられ続けたような、
わけの分からない感じでした。
ましてや、遺体の状態が想像以上に悪く、
いつ皮膚が破れて体液が漏れ、遺体を見せられないよう悪化するか予断を許さない状況。
亡くなったまま半日、炎天下の中で放置したようなものだから…
それでも、なんとか最後まで保ってくれたのは、本当に助かったと思っています。
ひすいさんじゃないが、
大丈夫、心配するな、なんとかなる
は本当だったなと実感しました。
お通夜には、バンドメンバーも駆けつけてくれて、感無量。
南砺市から離れている、うちのギターの姿を見かけたときは…胸がいっぱいになってしまった。
わざわざ来てくれるものとは思わなかっただけに、ほんと有難かったなあ。
伯父にも助けていただいた。
葬儀に関して右も左も分からない俺には、本当に頼れる存在だったなあ。
あとは、寝ずの番として、男3人で呑みまくったあの夜は本当に楽しかった。
まさか、しゅうやが参加するとは思わなかったけど、
それはそれで善き想い出です(笑)
思い出すだけで、ほんと大変だったなと。
人がひとり亡くなるだけでこんな大変かと。
さらに、翌年の田んぼの管理で親父がいない大変さを思い知ることとなるのですが、
それはそれで良い経験だったと思うようにしています。
と、2年前の葬儀を語ってみました。
急に身内を失うことがあったとき、このブログ記事を参考にしていただけるとありがたいです。

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